今月の逸品
ただいま展示中の「今月の逸品」
新時代への飛翔
墨の線
一つ走りて
冬の空
― 高浜虚子 ―
染付碗
近代 (約110年前)
千駄ヶ谷大谷戸遺跡(渋谷区千駄ヶ谷)
本品に描かれているのはフランス製の「アンリファルマン機」。
日本で最初に空を飛んだ飛行機だ。明治43(1910)年12月19日に代々木練兵場(現:代々木公園)で、
徳川好敏(とくがわよしとし)大尉の操縦する機体は、多くの観衆が見守る中、大空を舞った。
飛行機が発明されてまだ間もない当時、人が空を飛ぶという衝撃的な光景は、それを見た々に鮮烈な印象を与えたことは間違いない。
奇しくも、本品の出土地は練兵場のほど近く。
持ち主もこの茶碗を手に、その有様を熱く語っていたのかもしれない。
次回の更新予定
次回の更新は3月下旬頃を予定しています。









