今月の逸品

ただいま展示中の「今月の逸品」

新時代への飛翔

墨の線

一つ走りて

冬の空

     高浜虚子

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染付碗

近代 (約110年前)

千駄ヶ谷大谷戸遺跡(渋谷区千駄ヶ谷)

本品に描かれているのはフランス製の「アンリファルマン機」。

日本で最初に空を飛んだ飛行機だ。明治431910)年1219日に代々木練兵場(現:代々木公園)で、

徳川好敏(とくがわよしとし)大尉の操縦する機体は、多くの観衆が見守る中、大空を舞った。

飛行機が発明されてまだ間もない当時、人が空を飛ぶという衝撃的な光景は、それを見た々に鮮烈な印象を与えたことは間違いない。

奇しくも、本品の出土地は練兵場のほど近く。

持ち主もこの茶碗を手に、その有様を熱く語っていたのかもしれない。

次回の更新予定
次回の更新は3月下旬頃を予定しています。