東京文化財ウィーク2026 東京都埋蔵文化財センター特別展示「多摩ニュータウン遺跡群の板碑集積」のご案内

令和8年10月から11月にかけて開催中の東京文化財ウィーク2026(9月9日現在は2025の情報ですが、2026に更新される予定です。)の企画事業として、当センターの東京都指定文化財に関する特別展示を開催します。

今年度は「多摩ニュータウン遺跡群の板碑集積」と題して、多摩ニュータウンNo.513遺跡(稲城市大丸)出土品を中心に、多摩ニュータウン遺跡群出土の板碑を展示します。

板碑とは、中世に追善供養※1や逆修※2のために立てられた石造物です。特に関東地方で盛んに造られ、文字記録の少ない中世関東の人々の暮らしを理解する上で貴重な資料として盛んに研究が行われてきました。

多摩ニュータウンNo.513遺跡では多数の板碑が出土しており、奈良時代や他の中世の出土品とともに東京都指定文化財となっています。出土状況から、同遺跡の板碑はもともと他の場所に建てられていたものがある時点で集積されたものと考えられますが、このような集積行為は、他の関東の遺跡でも数多く見つかっています。

なぜ、誰が集積を行ったのか、多くの謎が残されている板碑の集積行為ですが、当時の人々の信仰や心性に迫るための大きな手がかりでもあります。今回の展示では、多摩ニュータウン遺跡群で出土した集積板碑を展示します。中世の人々の精神世界に思いを馳せてみて下さい。

多摩ニュータウンNo513遺跡1号板碑群出土状況.jpg

多摩ニュータウンNo.513遺跡 1号板碑群出土状況

※1 追善供養...死者の冥福を祈って行う仏教儀礼
※2 逆修...生前に自身の死後の冥福を祈って行う仏教儀礼

会期:令和8年10月27日(火) ~ 令和8年11月23日(月・祝)

会場:東京都立埋蔵文化財調査センター

本展示の展示解説(当日受付10 名程度)は以下の2回を予定しております。
申込不要。当日10:00までにご来館ください。

  • 10月30日(金) 10:00-10:30
  • 11月3日(火・祝) 10:00-10:30