東京文化財ウィーク2025 東京都埋蔵文化財センター特別展示「遺跡庭園『縄文の村』ってどんなところ?」のご案内

令和7年10月から11月にかけて開催中の東京文化財ウィーク2025の企画事業として、当センターの東京都指定文化財に関する特別展示を開催します。

今年度は「遺跡庭園『縄文の村』ってどんなところ?」と題して、多摩ニュータウンNo.57遺跡(都指定史跡 多摩市落合)縄文時代の出土品を展示します。

No.57遺跡は、丘陵から延びる尾根先端の平坦面(舌状台地)上にあり、縄文時代の集落立地として典型的な例です。また、駅に近く、後の活用にも好適であることから、史跡として保存されることになりました。遺跡を調査した後に盛土をして遺構を保護し、その上に縄文時代の景観を再現したのが遺跡庭園「縄文の村」なのです。

No.57遺跡では延べ10軒の竪穴住居跡の他、石組遺構や狩猟用の陥し穴もみつかっています。また住居跡の出土品から、この場所に集落が営まれていたのは縄文時代前期と中期後半頃から後期初頭頃であったことが分かりました。

展示と合わせて、ぜひ遺跡庭園も散策し、縄文時代の人々の営みに想いを馳せてみてください。

会期:令和7年10月28日(火) ~ 令和7年11月24日(月・休)

会場:東京都立埋蔵文化財調査センター

本展示の展示解説(当日受付10 名程度)は以下の2回を予定しております。
申込不要。当日10:00までにご来館ください。

  • 10月31日(金) 10:00-10:30
  • 11月3日(月・祝) 10:00-10:30

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